一杯だし専用ドリップポット [珈琲科学館(1F) /松屋式ドリップ(2F)] |
松屋式ドリップで一番むずかしいのが、一杯だしなんです。(他のドリップ法でも
同じですが・・・)
なぜ、一杯だしがむずかしいかというと、普通に五杯だしをするときよりもお湯を
細くささなければならないからです。通常、ぼくたちプロが使う道具でも細くさすのが
難しいのに、ふつうのやかんではまったく無理です。 コーヒー業界発展のためには、一般の素人の方のための一杯だし専用のドリップポットが 絶対に必要と考え、巨費と投じ、一杯だし専用のドリップポットの開発に成功いたしました。 これを販売してもいいんですが、とりあえず個人でつくって使うのは許可しますので 試しにつくって使ってみてください。 |
用意するもの
・350mlのお茶などの缶(スチール缶の場合さびに注意 |
のみくちから千枚通しを使って穴をあける
のみくちの部分から缶の横に穴をあけます。このときに、内側から穴をあけるのが大切です。
これは、穴をあけたときのバリが外にでていないと都合が悪いからです。(バリがないと
缶の側面にお湯がつたってしまう) (写真・缶の側面に穴をあけている) |
のみくちのふちに穴をあける
お湯を缶に注いだときに缶の上にお湯がどーーしてもたまってしまいます。 (写真・のみくちのふちに穴をあける) |
断熱材を缶に巻く
缶の中にお湯をいれるわけですから、そのままでは手で持てません。
試しに使ってみるぐらいでしたら軍手を二重にして缶を持って使ってください。
しかし、熱湯を使うので軍手をはめている状態で熱湯がかかればやけどをしてしまいます。
(熱湯がかかったときに、軍手が簡単にはずせなくて
大やけどの可能性もありますのでおすすめできません。) (写真・缶に断熱材を巻く) |
50ml/min |
114ml/min |
一杯だし専用ドリップポットの使い方 |
ドリップポットにお湯をいれる 沸騰ポットか、もしくはやかんからドリップポットにお湯をいれる。 このときに、缶の上部にお湯がたまったら、缶を斜めにして 水抜き穴を利用して水を抜いておきます。 (これをしておかないと、傾けたときにたまっていた水がコーヒーの上に落ちてしまう) (写真・お湯を缶にいれる) |
コーヒーをドリップする コーヒーのいれ方は、一杯だしの極意や 松屋式コーヒーのいれ方教えます を参考にしてください。一杯だしの基本は、お湯をいかに細くさすかに尽きます。つまり、お湯を 細く差すことができれば、一杯だしも、むずかしいものではなくなります。(お湯を細く差すことにより 一杯だしでも、コーヒー液が濃くでて不純物がとけにくくなる。) もし、お湯を細くだしたときにお湯が缶をつたうようでしたら、千枚通しをお湯のでる穴に差し込んで バリを水平方向に持ち上げてください。(千枚通しが缶の底と平行になるぐらい) (写真・ドリップをしている) |
うすめてできあがり
松屋式ドリップの場合、濃いコーヒー液をだしておいてお湯で薄めます。
このとき、このドリップホットは、お湯が細くでる注ぎ口とたくさんでる注ぎ口
の二種類もっており、薄めるときは、たくさんでる注ぎ口を使います。
(簡単にいうとフツーの缶の飲みくち) (写真・濃いコーヒーを薄めている) |
制作/フレーバーコーヒー 愛知県西尾市永楽町4-21 0563-57-1292 ☆よければお店に来てください。 名鉄西尾駅西へ徒歩5分 [地図] ※ このページの情報を転載したい方は御相談ください。 |