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一杯だしの極意 [トップへ戻る /松屋式ドリップ(2F)] |
一杯だしはむずかしい?
はっきりいって、一杯だしはむずかしいです。松屋式のドリップで五杯だしで説明しているのは
簡単だからなんです。
(詳しくは松屋式コーヒーのいれかた教えますを参考にしてください) |
一杯だしはなぜむずかしい?
コーヒーの抽出で重要なことは、うまみの成分だけを溶かして渋みの成分はコーヒー豆の中に
残すことです。そのときに使われる原理は、 |
一杯だしでは、コーヒーを何グラム使うべきか
うちの店では、コーヒーは一杯(120cc)あたり10gと指導しています。
一杯だしの場合でもコーヒー豆のうまみの量は一定ですから10gでいいはずです。
しかし、そうは甘くありません。なぜならば、10gのコーヒーを使ってコーヒーを
だすと高い濃度の水溶液(コーヒー液)が出しにくいのです。そのため、うまみと渋みが
混ざったようなコーヒーになってしまうのです。それを防ぐ簡単な方法がコーヒーの粉を15g使って
一杯だしを行うのです。そうすると、最初の40ccが非常に濃くだすことができて
渋みが溶け出すのを防ぐ働きをしてくれます。 |
参考実験
この試験管のコーヒーは、左側3本が15gのコーヒーを使って3個のビーカーに40ccづつだした
コーヒー液です。右側3本は、同様に10gのコーヒーで作ったものです。 |
・15gのコーヒーをペーパーにいれる (写真・お湯がいきわたった状態) |
抽出
・できれば、3分間の蒸らしをする
(めんどくさいときは、1分でもよい) (写真・ていねいにお湯をさす) |
好みの濃さに薄める
抽出したコーヒー液をスプーンなどでなめてみて、いやみがでていなければ成功です。 (写真・好みの濃さに薄める) |
番外編
基本的に一杯だしは、お湯をいかに細くさすかが問題になります。この一杯だしでは
ドリップポットというどちらかというとプロの道具を使いました。(通販で売っています) (写真・急須を使ってコーヒーをだす) |
一杯だし専用ドリップポット
一杯だしの極意は、いかにお湯を細くだすかにいきつきます。 (写真・一杯だし専用ドリップポット) |