焙煎機の改造 6 [珈琲科学館(1F) /焙煎理論(3F)] |
排気ファンの圧力測定装置
マノスターゲージを取り付ける |
この装置の構造は、排気室にパイプを差し込んで 水がどれだけの高さまで引っ張られるかで排気室の圧力を測ろうとするものです。 (構造がめちゃめちゃ簡単ですが一番正確に測れる) 当然、吸う力が強ければ強いほど排気が強いことになります。 富士ローヤルの3-5kg用の焙煎機は、排気用のファンで排気室の空気を抜く構造になっています。 そして、その排気室には冷却と排気を切り替えるための切り替えダンパーと 排気の量を調節する排気ダンパーの2種類があります。 この2つのダンパーが排気室の圧力に対してどのような影響を与えるのかを調べることにより 排気を感覚的でなく数値的に考えることができるからです。 (ちょっとした、思いつきもありますが・・・・・) |
|
つまり、排気1では排気を絞っているにもかかわらず排気室の圧力が低く 引っ張る力が強いため絞っているわりに排気が絞れないことになります。 ですから、排気のイメージと実際の排気ではおおきく食い違ってしまうのです。 つまり、排気1は、掃除機が紙なんかをすいつけて一生懸命吸おうとしている状態 なんです。圧力が低くなると小さい隙間でも勢いよく空気が流れ込んで思ったほど 吸う量が減らないのです。 圧力が一定ならば、排気は排気ダンパーの穴の面積に依存するのですが、 その圧力部分が変化するとそのぶん排気が複雑になるのです。 つまり、排気をイメージどおりにするには、最初から適当な抜け穴をつくっておいて 排気室の圧力の下がりすぎを押さえる必要があるのです。 それに一番有効な方法は、切り替えダンパーを少し開けておいて排気を絞ったときに 圧力の下がりすぎを防ぐことだと思います。 (ちなみに、切り替えダンパーの切り替え板に隙間がけっこうある場合は何もしなくても 排気が安定的に変化します) |
|
|
過熱水蒸気を使っていてもっとレベルの高いチェックをしようということで 豆ののびと表面のテカリ具合をみるためにルーペを取り付けました。 ルーペに光が入らないように缶を細工して鏡筒をつくりました。 けっこうみやすくなって都合がいいです。 (ちなみに、ミートソースの缶と同じサイズでした) |
いろいろな焙煎の仕方をやっているとなにがなんだかわかんなくなっちゃいます。 そこで、ダンパーのところに操作仕様書みたいなものをつけておけば ミスがなくなります。 そこで、焙煎の方法を磁石で変更が簡単にできるようにしました。 |
吸い込まれる熱風の温度を正確にはかることができます。 これにより、実際に熱風式焙煎機で実際の熱風の温度を正確に管理することが可能になりました。 |
制作/フレーバーコーヒー 愛知県西尾市永楽町4-21 0563-57-1292 ☆よければお店に来てください。 名鉄西尾駅西へ徒歩5分 [地図] ※このページの情報を転載したい方は御相談ください。 |