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カリビアンロースターの改造・その2
総合案内所(1F) /焙煎理論(3F)
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またまたカリビアンロースターの改造を頼まれちゃいました。
今回の依頼者は浜松の「M」さんで「樹の香」さんの焙煎機の設置のときに お手伝いしてもらった人です。
(ちなみに、そのときはご夫婦できてて夜中までつきあわせてしまった・・・)
今回どんな感じにつくるかを打ち合わせたときにでた意見がチャフの処理なんです。
てなわけで今回の焙煎機のテーマは台所が汚れない焙煎機です。

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(写真・斜めからみた焙煎機)
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(写真・正面からみた焙煎機)
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(写真・真横から見た焙煎機)

今回の改造で苦労した部分
一番に苦労した点は、どうやったら煙突からでるチャフをとめることができるかでした。
後の部分はカバーをしっかりとつくればチャフは外へ出ないでしょうから・・・
煙突というのは釜の煙を外にだす大事な部分です。
普通に考えれば煙突でおきた上昇気流に乗ってチャフも飛んでしまいます。
そこでぼくが考えたのが煙突を直角に一回曲げてその水平な部分に上下に数箇所のはねをつけて 空気の流れを乱れさせてチャフを落とそうというアイデアでした。
最初はそのはねを4枚つけたんですが、つけすぎると排気の効率がめちゃめちゃ落ちちゃって 結局は、2枚のはねだけになっちゃいました。
それでも、排気を全開にしても煙突からチャフが飛ぶのを防ぐことができました。

cup カリビアンロースターとフィスコの焙煎機の大きな違い

カリビアンロースターと以前改造したフィスコの焙煎機の大きな違いは ドラムの回転数です。
カリビアンロースターのほうが回転数がはやく豆はよく混ざります。
(煎りむらが少ない)
しかし、その分豆がドラムの口部分から飛び出しやすいという欠点を持っています。
そこで今回も豆飛び出し防止板を取り付けました。
どうも、カリビアンロースターの改造にはこの豆飛び出し防止板が絶対に必要となるようです。
(写真・カバーを取った状態)

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(写真・微圧計部分のアップ)

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(写真・バーナー部分のアップ)

微圧計とバーナーについて
この焙煎機のベースとなったのがたこ焼き用のコンロでした。
それも、めちゃめちゃ安物だったためにベースとしての強度がそのままでは取れませんでした。
そのため、裏側に補強をいれたりけっこう苦労しました。
(ベースがしっかりしていると非常にやりやすいとしみじみ思いました)
バーナー部分はたこ焼き用でいいんですがドラムの長さよりもちょっと長かったんです。
そこで、バーナーの穴を10個ほど埋めちゃいました。
方法は、タップでバーナーの穴にねじを切っちゃってステンレスのねじを締めるときに マフラー用の耐熱パテをつけてOKでした。
(少しぐらいガスがもれったって大丈夫ですから・・・たぶん)
あと、バーナー部分が簡単に取り外せるようにして掃除をしやすくしました。

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(写真・豆飛び出し防止板を閉じる)

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(写真・豆飛び出し防止板を開ける)

豆飛び出し防止板について
豆飛び出し防止板は、簡単に開閉できるようにしました。
決まった温度まで釜があったまったら専用のじょうごで豆をドラムの中に入れます。
そのときにはこの豆飛び出し防止板はあけた状態にしておかねばならないのです。
それと、以前作ったときはこの豆飛び出し防止板は着脱式になっていて ちょっとスマートじゃあなかったんです。
だから、今度はちょっとスマートにつくってみました。
(それほどスマートともいえなかったりして・・・・)

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(写真・ダンパー確認窓)

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(写真・ダンパー部分)

ダンパー部分について
今回のダンパーは今までのものと比べると効率が悪くなります。
なぜかというと、煙道を直角に折り曲げて、どうしても抵抗ができてしまうのです。
そこで、いつもよりも大きめの開閉部分にしました。
ちなみに、ここで使ったダンパー確認窓は富士ローヤルの焙煎機の窓なんです。
なんか、めちゃめちゃ高くついてしまった・・・・

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(写真・後部軸受)

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(写真・前面軸受)

軸受けについて
特に後部軸受けにはこだわりました。
ギャーというのは、適正なかさなりにしなければなりません。
そこでどうしてもしっかりした受け部分が必要となります。
今回は、寸切りのボルトに3mmのねじを切ってそのねじ部分で軸を受けるようにしました。
ちなみにもう片方のボルトはバカ穴になっています。
前面の軸受けは初めてベアリングを使いました。
一度試しに使ってみたかったんです。
使ってみると細工が楽だし非常に気に入りました。
たぶん、今度からはこの方法になるだろうなぁ・・・・


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