top
Flavor coffee
ホームコーヒーロースターの改造
総合案内所(1F) /焙煎理論(3F)
top


ポット 焙煎機の原型
春日井の「T」さんが、持ってきた焙煎機です。
実際に焙煎してみるとこれがひどい・・・・
本来熱風で豆が攪拌されるはずなのに豆は動かず・・・
排気が強くて味はスカスカ・・・
となると・・・・
発明家のむしがうずくんです。
てなわけで、即興で改造をすることにしました。
ちなみに、「T」さんは夜の11時半までぼくと改造を付き合うハメに・・・

この機械はタイマーで決まった時間だけヒーターとブロアーを動かすといういたって簡単な構造です。

かくはん装置をつけよう
はっきりいって、一番の問題が豆が動かないことです。
(熱風の量が少ない)
そこで、手動で動くかくはん用のはねをつけることにしました。
(誰でも思いつくことなんですが・・・・)
ところが・・・焙煎機内の熱風吹き出し口にはねをつけて それ自体を回転させることができるように改造したもんだから ハンドルを着脱式にしなければガラスのふたがとれないのです。
そこで仕方なくちょうねじで軸に止めるような構造にしてとりはずしが楽にできるようにしました。
(改造が行き当たりばったりなもんで・・・「T」さんはひびったと思う)
70

70 排気ダンパーをつけよう
熱風の吹き出し口が横についていてちょうど排気の調整をしやすいように長穴が切ってありました。
この長穴を利用して板をスライドさせれば排気の調節用ダンパーになります。
ただ・・・・
アルミの板をただ単にねじで止めただけだとゆるければ下に落ちちゃうし、 きつければ排気の調節のときに動かない・・・・
(またまた、こまった・・・・)
そこで、「O」さんからもらったボールペンに使われているばねを使って 押さえつけるように改造してみました。
これは、けっこううまくいきました。
スムーズに動くわりにそこから、ずれることがない・・・・
(このアイデアは、次のときにも使えるなぁ・・・・)

温度計の取り付け
ついでに温度計をつけることにしました。
ぼくがよく使うてんぷら用の温度計です。
この温度計の取り付け方法は、何度も使っている自信があります。
唯一問題なのが、本体のプラスチックのできなんです。
熱硬化性の樹脂に対してタップを立てて割れない保証がないのです。
(だって2分のネジですから・・・)
それでも、おそるおそるネジをきってみたら何とかなりました。
この部分が一番気を使いました。
一番簡単な改造部分なんですけどね。
あとは、ふたを取りやすいように取っ手をつけて本体の隙間部分にシリコンをいれておきました。
70

ひさしぶりに・・・
久しぶりの改造でした。
即興でつくったわりには、けっこうおもしろい出来だったような気がします。
あとは、「T」さんがどこまでこの機械をかわいがってくれてうまく焙煎をやってくれるかだけです。
(「T」さんのがんばりにかかっている!)
今回の改造もいろいろなことが勉強できて良かったです。
それと、新しい焙煎機もみることができたし・・・・・

70 焙煎機ぶっ壊れる
春日井の「T」さんから、焙煎機が動かない・・・と連絡がありました。
ファンは大丈夫なんですが、ヒーターがペケみたいなんです。
当然予想できるのは温度ヒューズかタイマー部分です。
(ここらへんは、誰でも予想できると思う・・・)
「T」さんがいうには、焙煎時と冷却ではファンの風量が変化するらしい・・・
ゼンマイタイマーにそんな高度な回路が組み込まれているのか・・・
ということで、まずタイマーを分解することにしました。
そして、風量の変化の理由がわかりました。
単に、ヒーターで電気がとられてモーターの回転数が落ちるだけでした。
答えがわかったかわりにゼンマイタイマーは、ぶっ壊れました。
そのため、この焙煎機はスナップスイッチで焙煎と冷却を切り替えるように改造しました。

最初からやればよかった
では、何が原因だったか・・・・
一番つまらなくて誰もが予想のつくところ・・・・
そうなんです。温度ヒューズだったんです。
うちにあった温度ヒューズでは、低すぎてまたとんでしまいます。
そこでよく使う方法「直結」という技法を使う事にしました。
(「T」さんも了承済みです)
それにして、タイマー部分は意味なかったなぁ・・・・・
70

70 せっかくだから・・・・
せっかくだから、ちっょと改造しちゃいましょう。
わざわざ春日井からきて、スナップスイッチがついただけじゃあねぇ・・・
(動くんだからいいんですけどね)
では・・・何を取り付けたか・・・
かくはんがもっと効率よくできるように「かくはんボール」を取り付けました。
そして、ついでにチャフの吸い込み口に豆がはいりにくくなるように針金でカバーを取り付けました。
(こちらの改造はあまり役にたちませんでしたが・・・・)
それにしても、原型がなっくなってきちゃったなぁ・・・・
まぁ・・・・
おもしろかったから、良しとしよう。


制作/フレーバーコーヒー
愛知県西尾市永楽町4-21
0563-57-1292
☆よければお店に来てください。
名鉄西尾駅西へ徒歩5分 [地図
※ このページの情報を転載したい方は御相談ください。


総合案内所(1F) /焙煎理論(3F)


ご意見ご感想はフレーバーコーヒー まで電子メールで。