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間違えやすい焙煎機の改造
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東浦の「I」さんと焙煎機の話をしていて気づいたことを書きました
ぼくがつくった焙煎機かうまく動いていたのはたまたま偶然だった気がします
こんなに基本的なことを知らずにつくっていたとわかってちょっとびっくりしました(反省)
下の焙煎機はどちらも煙突にシャッターをつけて排気を調節しています
しかし、左は思うように排気をコントロールできるのに対して右は思うようにできませんでした
最初はそれがなぜかがわかりませんでした
「I」さんと話しているうちにそれがドラムとカバーの隙間にすべての問題があると感じたのです
そこがわかると焙煎機の改造は簡単だと思いました
ちなみに・・右側の焙煎機は豆投入口を排気調節に使うよう改造するそうです

cup

(写真・とんがり屋根のようなカバー)
cup

(写真・角型のカバー・東浦の「I」さん作)

一般の方が陥りやすいミス

ぼくの焙煎機の改造の基本は排気の調整がスムーズに行くことが一番のポイントです
そして・・・素人の方が陥りやすいミスがドラムを覆うカバーの取り付け方なのです
特にドラムのサイズに対してカバーのサイズを大きくつくりすぎるともうアウトなのです
なぜか・・・・
基本はドラムとカバーをできるだけ近づけること
ガスを燃やした熱風が必ずドラムの中を通過するように工夫することが大切です
ドラムの中を通るよりも熱風がドラムとカバーの隙間を通るほうが楽だと
そちらを優先的に通るようになってしまうのです
そうすると当然豆に熱を奪われないわけですから煙突部分が極端に高温となります
ですが豆は思うように煎られていかないことになります
あとバーナーが遠くなると大量の熱風ができることになります
業務用の焙煎機は、ファンで熱風を吸って焙煎をする構造になっています
それに対してこの素人の焙煎機は煙突効果だけが頼りなんです

いかに豆の中に熱風を通すか

まず・・・この構造の焙煎機で煙突から熱風がでてこないことはありえないのです
必ず温度差があるわけだから当然なのです

問題はドラムの中を通ったかドラムとカバーの隙間を通ったかだけの差だけです
煙突部分に取り付けた温度計のあがり方が極端に早い場合は
ドラムを通っていないと考えていいと思います
対策としては、バーナーがつくる熱風をドラムに流すフィンのようなものをつくるか
カバーとドラムの隙間を減らすように工夫するしかありません
あと・・・バーナーを近づけることも豆の中に熱風を通す方法のひとつとなります
(煎りムラを起こしやすいと嫌う人もありますが・・・)


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