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Flavor coffee
米国焙煎機改造記
総合案内所(1F) /焙煎理論(3F)
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東浦の「I」さんが、わざわざアメリカから個人輸入した焙煎機です。
アメリカ仕様なので電圧も120Vなんです。
実際に日本の100Vで動かすことができないわけではないのですが、それではパワーがちょっと足りない・・
そのため「I」さんは、昇圧機をわざわざ買って使っていました。

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(写真・横から)
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(写真・カバーを開いた状態)
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(写真・カバーを開いて斜めから)

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(写真・ヒーター部分)
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(写真・シャッターを閉じた状態・焙煎)
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(写真・シャッターがあいた状態・冷却)

この焙煎機の特長
焙煎機の動作
豆をいれてスタートをおすと・・・
ドラムが回転して豆をかくはんします。
そして、下のヒーターの熱で焙煎をします。
排気は、カバーの隙間を通って煙突の方に送られます。
(残念ながら、排気の調節はできないが、カバーが熱くならないので安全です)
焙煎が終了するとヒーターが止まって
ドラム後方のシャッターが開いてドラムの中を空気がとおって豆を冷やします。
豆が冷えたらドラムが逆回転して、豆ケースに排出されて終了します。
非常に・・・動作は、合理的でうまく動きます。
ただ・・・欠点もあります
まず、煎り止めが目視できない
この焙煎機には、蒸らしの概念がなく味的にはスカスカになってしまう・・・
(これが・・・一番の欠点であり、致命傷だと思う)

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(写真・吸入口閉じ気味・焙煎段階)
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(写真・吸入口開き気味・「蒸らし」段階)

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(写真・温度計付きスプーンアップ)
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(写真・スプーン保持部分アップ)

今回の改造
今回は、3ヵ所の改造をしました。
・排気を自由に変化させることができるようにして蒸らしの概念が使えるようにすること
これは、カバー部分に穴をあけて排気の量をコントロールすることができるようにしました。
つまり、カバー部分に穴があいた状態になると、そこから空気を吸ってしまってドラムの方からの排気が弱くなります。
通常の焙煎機だと、ダンパーを開けると排気が強くなりますがこの機械ではダンパーを開けると排気が弱くなります。

・豆をチェックするスプーンが使えるようにすること
今までの焙煎機の改造では、スプーン保持具があるだけでよかったんです
しかし、今回の場合はカバー内部に空気の流れがあるのでスプーンとカバーの部分の隙間をなくすように工夫しました。

・釜内の温度を把握できること
これは、煎っ太郎の改造で使った方法を採用しました。
スプーンのまんなかにてんぷら用の温度計をさしておいて豆をチェックするとき意外は温度をはかれるようにしました。

試運転の結果
・排気の調節機能がついたことにより、業務用の焙煎機のように「蒸らし」ができるようになりました。
「蒸らし」が可能となったため、コーヒーの味が抜けてスカスカになるのは防ぐことができるようになりました。
・スプーンで豆をチェックできるので煎り止めのタイミングを自分の好みでできるようになりました。
・温度計がついたことにより、焙煎の再現性が向上しました。

まぁ・・・・・一日で改造したわりにはけっこういい感じでできました。
それと・・・・おもしろかったし・・・・
「I」さん・・大切に使ってくださいね


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0563-57-1292
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