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Flavor coffee
2月のおきらく日記
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上海に行く焙煎機
今週のフレーバー
(水) 徹夜で焙煎機の改造
(木) ・・・疲れ気味!
(金) 新たな実験・・・
(土) エプロンを買いに行こう・・・
(日) 装置が溶けた・・・
(月) バレンタイン・・・だったりする
(火) スペシャリティーの矛盾
2月9日(水)--徹夜で焙煎機の改造
上海くんの焙煎機を改造することになっていました・・・
しかし・・・別に慌てる予定はなかった・・・
ところが・・・明日には持っていかねばならなくなった・・・
それも・・夕方にきて明日に必要になったらしい・・・
ということは・・・徹夜ですか・・・?

とりあえず、6時ごろからホームセンターへ・・・
そこから改造スタート・・・・
途中で・・・
名古屋からコーヒーの勉強で4人組が・・・
(そうだ・・・くると連絡がはいっていたじゃん・・・)

結局・・・
横浜の「O」ちゃんとぼくと上海くんで
明け方まで焙煎機の改造をやりました・・・

いゃあ・・・完全な徹夜も懐かしいなぁ・・・・

ついでにいうと・・・1日で焙煎機の改造ってできるもんですねぇ・・・・
ちょっと・・・びっくり!

それと・・・徹夜に耐えれる体力があるもんですねぇ・・・

2月10日(木)--・・・疲れ気味!
・・・疲れ気味です
昨日の徹夜がこたえています・・・
そんでもって・・・
「S」さんという喫茶店をやりたいという人にコーヒーの事を教えちゃって・・・
(なんか・・一生懸命な人には真面目にやらざるおえない・・・)
それにしても・・
このごろいろいろな人にコーヒーを教えちゃっているなぁ・・・

そのあと・・・
「M」さんがきてキムチ雑炊なんかをつくってくれて・・・
みんなで仲良く食べました・・・

とにかく・・・疲れをとらねば・・・・

そう思いながらも・・・「優しい時間」をみました
・・・ところで、寺尾聡って・・・
金を貸さなかったことを後悔しているんだろうか・・・
(香典を多く包んだ感じからはちょっと後悔気味・・・ですが・・)

布施博が死ななかったら・・どうなっていたんだろう・・・

人間の心ってほんの少しのことで変わっちゃうんだよなぁ・・・
なんか・・
「優しい時間」じゃあなくて・・「ムズカシイ時間」のような気がする・・

・・・・なんか、ドラマで考えさせられると・・・ソンした気がする

2月11日(金)--新たな実験・・・
ずーーーーっとアポロコーヒーを実験しています
単純にアポロのだし方の研究から一歩進んでアポロの原理を研究しています
つまり・・・なぜ減圧するとうまくコーヒーがはいるか・・・
それを実際に見つけることができれは・・・
コーヒーの抽出理論が少し前進することになると思います

それにしても・・・松屋の先代は良くここまでやったもんです・・・
研究すればするほど、すごいなぁと感じます

2月12日(土)--エプロンを買いに行こう・・・
うちの店で使っているエプロンがちょっとへたってきました
そこで、新しくすることにしました
・・・といっても、ぼくがみにいってもねぇ・・・
てなわけで・・・
「S」さんと「E」ちゃんがみにいきました
そのあいだ・・ぼくと「O」さんは抽出の特訓をしていました
「O」さんは、コーヒー好きなせいか、素人としては上手です
しかし、プロとしてはまだまだ数をこなしていないところが弱点です
(素人で何十回と抽出をこなす体験なんて・・・ないですから同然ですが・・)
そこで、今日は朝からずーーーーーっと、抽出の勉強をしていました

1日ずーーーーっとやるとうまくなるもんですねぇ・・・
最初の頃とは全く別人ぐらいにおいしいコーヒーがたてられるようになりました
本当に・・・・すごい!
(まぁ・・・ドリップポットにもなれていたわけですけどね)
とりあえず・・これだけ安定してコーヒーがたてられれば大丈夫だと思います
焙煎屋になれると思います

あとは・・・がんばるのみです

2月13日(日)--装置が溶けた・・・
今日は「O」さんと、焙煎機用のスプーンをつくりました
(ついでだから・・・何本かいっぺんに作ったりした)
横浜からわざわざきたからプレゼント!
そして・・・「O」さんが昼すぎに元気よく帰っていた後・・・

またまたアポロで実験をしていました
ドリップしている部分がどうしても水滴で曇ってしまう・・
(中でお湯を使っているんで・・・当たり前)

そこで考えたのが、ドライヤーであっためる・・・
そうすれば水滴はつきません・・・
ここまではよかった・・・
ところが・・・トライヤーが壊れていて使えない・・・
そこで白熱電球を使って温めました・・・
いゃあ・・・キレイにくもりがとれてバッチリです

そんな状態で実験しながお客さんの応対なんかもしていたら・・・
・・・・・・溶けた
しっかりしていた容器といっても所詮プラスチック・・・・
白熱電球の光を受けてどんどん温度が上がっていき・・・
悪いことに内側は0.8気圧に下げている・・・

てなわけで・・・みごとに内側にえくぼのように溶けて曲がっていまいました
だけど・・・とりあえずコーヒーの粉の膨らみ方は確認できたのでよかったです

2月14日(月)--バレンタイン・・・だったりする
別にバレンタインと言ってもあまりかんけーないし・・・
みごとにフツーでした
とりあえず・・・
「H」のカウンター周りの改造に使う部品を物色したり・・・
フツーに仕事をしたりって感じでした
結局・・・チョコレートは6個もらっただけだった・・・・
(ちょっと・・・がっかり!)

ちなみに・・・6個の中の4個は手作りでした・・・
しかし・・・
まったく愛情のない・・
いわゆる義理ってヤツでして・・・

まぁ・・・それでももらえたからよしとしよう

2月15日(火)--スペシャリティーの矛盾
品質のいいコーヒーが一番です
ぼくもそう思います
その品質のいいコーヒーを・・・
最高の焙煎をして・・・・
最高の抽出をして飲む・・・・
これが理想でしよう
・・・・・すごく当たり前のことです

すべてを最高の状態で飲む・・・・
誰が考えても当たり前です

そのために抽出の技術もどんどん向上してきました
特に日本ではドリップという独特の技術が発展してきたのです
ここに問題があるのです・・・ 抽出の技術というのはそのコーヒーの最高の味をだす技術なのです
つまり・・・スペシャリティーでもスタンダードでも・・・
そのコーヒーの最高の味を出せばいいのです
抽出というのはそれだけのことなのです

ここに問題がおきました・・・
抽出が上手になると差がてにくくなるという事実・・・・

ましてやスペシャリティーはクリアな味を重視するので味的には薄い傾向があります
・・・となると、野性的なコーヒーと比べるおとなしくなってしまう

抽出や焙煎が上手な人からしてみると・・
つまらない味になってしまう可能性がある・・

これでは・・・スペシャリティーが普及しない では・・・・スペシャリティーとスタンダードの差をつけるにはどうすればいいか・・・
これは簡単です

抽出技術をなくせばいいのです
つまり・・・コーヒーの品質の差がダイレクトにわかるようないれ方・・・

それがプレス式なんです

コーヒーを売る側としては差がわかりやすくてお客さんをだましやすいいい器具です
しかし・・・抽出技術が消えてしまう悪い器具ともいえます

珈琲屋は別にインスタントなコーヒーを売らなくてもいいと思います
手軽さはいいことです。
ただし、手間をかけたらこんなにおいしくなる
手間をかけないとこの程度のコーヒーになるということをはっきりと教えるべきです

コーヒー好きの消費者をだましてはいけません

なんか・・・真面目なことをいっちゃったなぁ・・・
このごろ・・ドリップの奥深さに触れることが多いので素直にそう思ったりします

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