松屋のペーパーのおりかた

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ミシンの部分で折り曲げる

松屋のペーパーは、本当にミシンで縫われているんです。
これは、なぜかといいますと金枠でコーヒーを支えるというのは実際には、
ペーパーの張力でコーヒーの圧力を支えているということなんです。
ですから、普通に圧着されている ペーパーでは、圧着部分が開いてしまうことが起こります。
(コーヒーが少量ならば、問題もあまり起こりませんけどね)

(写真・ミシンの部分で折り曲げる)

ペーパー


ペーパー ペーパーを開いて半分まですじをつける

ペーパーを開いてミシンの部分と反対側の折り目のついている部分を合わせて
写真のようにペーパーの半分まで折り目をつけます。
これを、左右同じようにやります。(先端から見ると折り目が十字になる)
こうすることにより、ペーパーが金枠におさまりがよくなります。

(写真・半分まで折り目をつける)


ペーパー よい例

左側の写真・・・良い例
ペーパーが金枠にきれいにおさまってまるく広がっています。
(途中まで折り目をつけた方)
このような状態では、粉をある程度薄く均等に伸ばすことが出来ます。
そして、ミシンの部分は、自分から一番遠い金枠の柱部分に当てるようにします。
これは、曲げたミシン部分で蒸らしの時にきれいに膨らまない可能性があります。
そうなっていいようにその部分に一番コントロールしやすい部分を持ってくる方が楽に抽出できます。
これは、体に近い部分がどうしても窮屈になってミスが出やすいので
そこの部分にやりにくい部分を持ってこないようにするわけです。



ペーパー 悪い例

左側の写真・・・悪い例
ペーパーが四角くひろがってしまっています。
このようになると、非常にコーヒーが抽出しずらくなります。
コーヒーをいれて穴をほる時均等に穴がほれない。
(折り目を完全につけた方)

ペーパー ペーパー


今までの折り方

いままでは、左手にペーパの先端が来るようにして上方向に折り曲げていました。
別にこの折り方に大きな問題があるわけではありません。
蒸らしの時にたまにですが、紙が膨らむようなときがあるんです。
その時にはこの折り方では階段を上る状態に粉がなるんです。
そうすると円を描いている時にぶつかるような状態になって非常に差しにくくなるんです。
たぶん・・・100回に1回ぐらいの割合・・・
それを防ぐやり方が下の折り方となります。
(写真左・先端が左にくる)
(写真右・曲げ部分が左に来る)


今までの折り方

まず大切なのは、ふたをして紙を押さえつけて金枠の柱部分に折り目がきていれば
ここまでに極端な変形はおきません。
ですから、絶対にこの曲げ方だとうまくいかないわけではありません。
問題は、変形したときにお湯が差しやすいかどうかの問題なのです。
もっと言うと右回しの場合には折れ目が壁を作っているわけですが
左回しになれば折れ目がへこんだ状態になって何も問題がなくなります。

ペーパー ペーパー


今採用している折り方

今までと全く逆の折り方です。
右手でペーパーの先端をもって折り曲げるだけです。
そうすると蒸らしで紙が膨らんだ時にも階段が下りる側になって
円を描くのを邪魔しないのです。
(とんでもなく低い確率で価値がある)
(写真左・先端が右にくる)
(写真右・曲げ部分が右に来る)


新しい折り方

いままでと逆の折り方になります。
この場合紙の変形では、くぼみのような状態になりお湯を差すときに邪魔にはなりません。
そのため、抽出時にストレスなくお湯を差すことが出来ます。
ただし、これはポットを右回しにしたときにだけの現象です。
逆に左回しにポットを回した場合は紙の変形はこぶ状になりお湯が差しにくくなります。


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