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Flavor coffee
バターコーヒーをつくろう
総合案内所(1F) /器具であそぼー(7F)
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cup 用意するもの

コーヒーはふかいりの豆を使います。バターは、お好みの銘柄を使ってください。 なぜふかいりの豆を使うかというと、バターの味や香りに負けない力が必要だからです。
バリエーションコーヒーといわれる、カフェ・オ・レやウインナーコーヒーなども 同じ理由でふかいりのコーヒーを使います。基本的に副材料がはいるコーヒーは、 副材料に負けない力のあるコーヒーを使います。

(写真・ふかいりのコーヒーと雪印バター)

コーヒーの上にバターをのせます

コーヒー豆50gに対してバターの量は、2gから4g使います。 極端に多くのせて作るとコーヒーがべとべとになってしまいます。 その場合は、コーヒー豆を余分にいれてべとべと感を調整します。

(写真・コーヒーの上にバターをのせる)

cup
cup cup
電子レンジで加熱したあとかきまわす

電子レンジで加熱した後、かきまわしてコーヒー豆とバターをなじませます。 コーヒー豆は、活性炭と同じ多孔質なのでバターがコーヒーの内部まではいりこんでくれます。
もしも、コーヒー豆がバターでぎとぎとになってしまったら、コーヒー豆を 少し加えてかき混ぜます。
ちょうど、イタリアンローストの時にコーヒーの豆の表面に 油がでてきたような状態にします。ちなみに、イタリアンローストとは、2はぜが終わって そのまま焙煎を続行すると、めちゃくちゃ煙をだしながら豆の表面に油が浮いてきて その油が豆にまわったぐらいの状態を言います。
(うちの店では、ここまで焙煎することはありませんが・・・)
普通のふかいりのコーヒーでも日にちがたつと豆の表面に油がまわった状態になります。 そんな状態にバターをこねてするわけです。(けっこうつやがでておいしそうになる)

(写真左・電子レンジで加熱)
(写真右・ちょっと溶けたバターをかきまぜる)

cup cup
バターコーヒーを抽出

左の写真の左側がバターコーヒーでとなりがバターをしみこませる前の コーヒーです。(豆の照かり具合に差が出ます。)
ちなみに、コーヒー屋の裏技をひとつ。
油のまわったコーヒーをごまかす方法ですが、 古くて油のまわったふかいりのコーヒーとあさいりのコーヒーをブレンドするんです。 そうすると、ふかいりのコーヒーの油があさいりのコーヒーに吸われて古いふかいり豆の ぎとぎと感はなくなり、あさいりのコーヒーは、表面につやがでて古い豆にはとても見えません。
もっと裏技になると、焙煎が終わってまだ余熱がある焙煎機の中にぎとぎとになったふかいりの コーヒーを入れちゃうんです。そのまま、軽く数分まわしてやると油が飛んでくれます。
(注・・・うちの店ではやってませんから)

抽出結果
ペーパードリップでいれたのですが、バターの油は抽出液の方には溶け出しませんでした。 (抽出液表面に油膜が張らない)
これは、コーヒー豆がバターをしっかり吸着しているためだと思いました。
バターの香りもほのかにしてバターのくどさもでてなくて、けっこうおいしかったです。
香りのついたコーヒー(フレーバーコーヒー・うちの店の屋号)などは、 焙煎した直後に香りのオイルなどを吹き付けたりして香りを豆にしみこませたりします。
そのオイルなどもコーヒー豆が しっかりと吸着して抽出時には溶けださなくてすんでいるんではないかと思いました。 ちなみに、うちの店では香りのついたコーヒー(フレーバーコーヒー)は扱っていません。 悪しからず。

(写真左・バターコーヒーにする前と後)
(写真右・バターコーヒーを抽出・油は浮いていない)

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