top
Flavor coffee
オイルローストコーヒーをつくろう
総合案内所(1F) /器具であそぼー(7F)
top
cup てんぷら油でコーヒーを煎ってみる

焙煎とは、コーヒー豆に熱を加えてコーヒー豆の成分を化学変化させる作業です。 ということは、焙煎機で焙煎しなくても油で揚げてもコーヒー豆は焙煎できるんじゃあ ないかと思ったんです。 (しゃれのつもりで考えていたら、特許の公開公報にでているらしい・・・人間考えることは同じみたい)
ちなみに、"コーヒー焙煎の化学と技術"という本の128P、 ”その他の焙煎方法”の項目に載っていました。
その本によると、”コーヒー豆を180-260度に加熱した植物油脂に定時間接触させることによって焙煎し 冷却後油分を遠心分離機にて除去する技術”と書いてありました。 コーヒーを油で揚げるのが自分が最初ではない事がわかりちょっと残念。

(写真・オイル ローストマシン)

とりあえず揚げてみる

1回目は油の温度180度でコーヒー豆をいれてみました。 ひくい温度でいれるとどうもコーヒーが、カラッと揚がらないばかりか豆のはぜが 弱いようです。それと、非常に油がまわった感じてきれいに出来ませんでした。 いわゆるべたべたした感じ。 (実際、油で揚げてもコーヒー豆ははぜがおこるのには驚きました)

(写真・油の中入れてすぐのコーヒー豆)

cup

cup 二度目のチャレンジ

二度目は、油の温度225度にしてみました。これは、はっきりいってこわいです。 油から煙が出始めて火が入りそうなぐらいの温度にしてからコーヒー豆を 投入しました。この温度で、コーヒーをいれると水分が勢いよく蒸発していき きれいにコーヒー色になってきます。そして、豆が勢いよくはぜて静かになって 泡が少なくなってきたら油からとりだしてペーパーフィルターでこして 油をとります。乾いたペーパーで出来る限り油を吸わせます。

(写真・きれいに油で焙煎されている)

できあがり

実際にコーヒーをいれてみました。 ひいて香りを調べると普通に焙煎したものと比べると香りが弱いように思います。 そして、ちょっと油の香りが残っていました。 松屋式ドリップでいれたのですが、最初の蒸らしの段階のふくらみは、 少ししかありませんでした。 ただし、コーヒー液のほうに油が浮くことはありませんでした。 これは、コーヒー豆が油を吸着していて流れ出すのを防いでいるからだと思います。

(写真・生豆とオイルローストしたコーヒー)

cup

味について
コーヒーの味ですが、油の味はほとんど感じませんでした。(残念ながら、全くではない) コーヒーも、けっこう飲めました。しかし、普通の焙煎機で焙煎したものと比べると 明らかに味と香りが弱く感じました。
油で焙煎する場合高温の油で焙煎しなければならず、短時間で焙煎が終了してしまって コーヒーの成分が完全に変化していないように思いました。 しかし、実際飲めるコーヒーになってちょっと驚きました。
注・・・・よい子はまねをしないでください。 はっきりいってめちゃくちゃこわいです。


総合案内所(1F) /器具であそぼー(7F)


ご意見ご感想はフレーバーコーヒー まで電子メールで。