手まわしコーヒーミル [総合案内所(1F) /器具であそぼー(7F)] |
手まわしコーヒーミル、いまむかし
昔のミルと今のミル、形はほとんど変わりません。(よこまわしのミルの場合)
ただし歯の形状なんかはけっこう変わってきました。
ぼくは、昔のミルがけっこう好きなんです。(別にアンティーク趣味ではなく) |
歯の構造(むかしのミル) ハンドルのした部分にペアリングがあり、歯のした部分にもベアリングがあります。 つまり、回転する歯の軸が、ぶれたりしないようになっているのです。 この構造ならは、焙煎の度合いがばらばらのブレンドをひいても歯の隙間が変化することもありません。 そして、最後までスムーズに豆を同じスピードで豆をひくことができます。 ハンドルを手で回すということは軸がずれようとします。これを2個のベアリングが しっかりと支えてくれるのです。 |
歯の問題点(今のミル)
今のミルの場合、ハンドルの下にはベアリングがありますが、残念ながら
歯のした部分にはベアリングもなにもありません。つまり、コーヒー豆を
いれることにより歯の隙間が均一になってくれるという考え方なのです。
軸がブレないような構造にはなっていません。
コーヒーミルのように大きなハンドルをまわすのに軸をブレないようにまわすのは
はっきりいって無理だと思います。均一な大きさで均一な硬さのものをひくなら
ともかくコーヒーのようにサイズもばらばら硬さもばらばらな物をひくには
不適当な気がします。こしょうのようにひいて料理にかけるだけならはこのような
歯の構造でもいいような気がしますが、コーヒーの場合、ひいたコーヒーの状態で
抽出に大きく影響するにもかかわらず、この安直な歯の構造は嫌いです。 |
ミルの持ち方
ミルをひくとき一番楽な姿勢は、ひざでミルをはさんで左手をミルの上部分にそえるようにして
右手でハンドルを回します。ひざでミルをおさえるとけっこう楽にミルを固定できます。 |