7月のおきらく日記 [もどる] |
7月5日(水) きのう読んだインターネットの本を参考にして トップページを大幅に書き換えてみました。 やっぱり、いろいろな人の知恵が結集すると 雰囲気がよくなるもんです。 (けっこう気に入っています) 実際に現在書き換えている部分は、トップページと通販関係だけですが どんどん使い勝手がいいように他のページも 手直しをしていこうと思っています。 ちなみに、このトップページに写っている ぼくの写真ですが、着ているのはお医者さんの白衣なんです。 煎り子(電動ミルク缶焙煎機)を買われた 「U」さん(ほんもんのお医者さん)から 強引にぶんどったものなんです。 いちおう、かしこそーにみせるには、研究者っぽいのがいいだろうと 白衣を着たんですが着慣れないもんで なんか白衣に着られてるって感じになってしまいました。 (いつか、もう1回撮りなおすつもり・・・・・) |
7月6日(木) ぼくは、カリタの600ccステンレスドリップポットが大好きです。 しかし、このポットは残念な事にそのままでは使い物にならない 未完成なものなのです。 (使っている人は、ごめんなさい) そこでうちの店では、このドリップポットを改造して売っているんです。 そのドリップポットの木のツマミが少なくなっていたので買いに行きました。 木の丸いツマミは、そのままでは使えず穴を大きく面取りしなければなりません。 それがいままでけっこう大変だったんです。 なぜならば、ボール盤で加工するのに手でツマミを持ってやると怖いし、 かといって万力ではツマミが壊れてしまいます。 ちょっと、時間があったのでそれ用の治具をつくろうとお店(ホームセンター)で うろうろとしていました。 ・・・・・!(ひらめいた) 治具をつくる部品代(200円) 製作時間5分 木の丸いツマミに面取りする速さ いままでの30倍(当社比) この治具は、久しぶりのヒットでした。
・・・・・・だからなんなの?(世間の声) |
7月7日(金) コーヒー屋にとって恥なことは、焙煎機に火がはいる事です。 (煙突に火がはいったら恥ではなく火事になっちゃいますが・・・・) 今日は、その恥が起こりました。 といっても大事には、至りませんでしたが・・・・ どんな事故だったかといいますと 焙煎が終わって冷やすための冷却機の下にたまっていたチャフに火がついて くすぶっていたんです。 なぜ、そんな事故が起こったかというとひじょーーに簡単なことです。 ぼくが、掃除をおこたったのです。 当店では、掃除を必ずおこなう事ができるように掃除をしてから何回焙煎したかを 示すカウンターを設けているんです。 そのカウンターが、掃除予定から50回も余分に焙煎していたんです。 (わかっていて、焙煎していたから始末が悪いですが・・・) そこで、ぼくは反省したかといいますと実は、ぜーーんぜん 反省していなくって冷却機の掃除をしなくっても大丈夫なように 焙煎機を改造しようと思っちゃいました。 つまり、神様が焙煎機改造のアイデアをくれたんです。 てなわけで、めでたし。めでたし。 (自分の失敗を棚に上げて・・ちったあ、反省しろよ・世間の声) |
7月8日(土) 今日は、排気検査機能付きスプーンをつくらなくっちゃいけなくて 焙煎を予定よりも4回ほど減らしました。(約2時間分) 排気検査機能付きスプーンをつくるのにそんなに時間がかかるかといいますと はっきりいってかかりません。 一度つくった経験があれば、どのようにつくればいいかの段取りがすぐにできるもんなんです。 そうすれば、初めて作る時の何分の一の時間でできてしまうものなのです。 結局、ものづくりで一番大切なものは段取りなんです。 (とりあえず、ぼくはそう思う) 段取りは、焙煎中にやっときましたから実際に作っていたのは かたずけまでいれても1時間ほどなんです。 ということは、あと1時間は何をやっていたか・・・・。 実は、お隣の「O」さんちの子供が一輪車でうちの店に遊びに来たんです。 その一輪車を借りて、仕事そっちのけで遊んでいたのが、その1時間だったのです。 ぼくは、仕事に関する段取りもはっきりいって他の人には負けません。 つまり、人一倍時間の使い方がうまいのです。 しかし、悲しいことにうちの店ではイレギュラーがめちゃめちゃ多いのです。 (今日の場合は、一輪車) 段取り通りに仕事をこなせたら、はっきりいってめちゃめちゃ効率がいいでしょう。 しかし、イレギュラーが多いことでうちの店のキャラクター(フレーバーらしさ)が できているような気がします。 まぁ、効率だけがすべてじゃあないですから・・・・たぶん。 |
7月9日(日) 久しぶりに、焙煎機の改造を計画しています。 このごろ、ホームページに力をいれていて、ものづくりに 眼を向けていませんでした。 本屋で町工場(まちこうば)の職人さんの本がでていて それを読んでいくうちに、うちの店の存在価値ってなんだろうと 考えてみたんです。 よそのコーヒー屋さんにできなくてうちの店だけにできることって 焙煎機のレベルアップじゃあないだろうかと思いました。 多くの自家焙煎でコーヒーつくっている方が少しでも楽ができて おいしいコーヒーがつくれるように焙煎機を進歩させる事じゃあないかと思いました。 (本を読んでちょっとまじめになっている・・・・・・) そして、以前構想だけで終わってしまった、焙煎中にバーナーの高さを 切り替えられる装置やバーナーの目詰まりをつけたまんまで取り除く装置を つくる事にしました。 形もだいたい決まっていますから、部品がくれば2日ぐらいでできると思います。 実際には、試運転がいちばん大変なんですけどね・・・・・ (ちょっと、真面目な中川でした) |
7月10日(月) ちょっと、今日の出来事としては難しい事を書きます。 今日から焙煎機の改造の前段階としてバーナーを通常よりも5cm高い状態で 焙煎をしています。 (当店の場合よりも2.5cmアップ) これは、ドラムに強い炎を直接にぶつけた状態で焙煎するとコーヒーの味が どのように変わるかを試すための実験なんです。 (これでうまくいったら、焙煎の最初は、遠火で最後は近火で焙煎する予定) 実際に今日10回ほどバーナーを上げた状態で焙煎してみましたが 思ったよりもおもしろい結果が出ました。 どうも、コーヒー豆の個性をだすのに炎を豆に直接あてるのは有効なようです。 コーヒー豆の焙煎というのはただ豆をいるだけなんです。 ところが、いろいろな工夫をするとそれに対してコーヒー豆が反応してくれるんです。 (はっきりいって、いい反応とは限りませんが・・・・) こんなおもしろいものは、他にはないんじゃあないでしょうか。 そんなことを考えながら、今日も元気にコーヒー屋をやっているぼくでした。(昼間) そんなことを思いながら、先月の請求書の発行などいちばん苦手な事務仕事を いやいや真夜中にこなしているぼくでした。 (だめじゃん!) |
7月11日(火) 今日は、プレゼントの締め切りや永楽珈琲店の締め切りなどがかさなっていて 休みだというのに結構大変です。 それと、いつもの月だと次の月にやる予定のプレゼントやなんやかんやを 準備しておくんですが、今回はまーーーったくやっていませんでした。 その分だけ、さらに輪をかけたぐらいに大変なわけです。 ついでに、暑かったのでビールを飲みながらホームページをいじったから ほとんど、自殺行為です。(ちなみに、真夜中) しかし、不屈の精神力でぼくは、コンピューターに向かいました。 アイデアに詰まったときにテレビをつけたら 「パトレーバー」というアニメをやっていました。 (ちなみに、最後までしっかりとみちゃいました) アニメをみたあと、的確な判断力で寝ることにしました。 てなわけで本来、今日のうちにできているはずの部分があすに 持ち越しという事になりました。 |
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