Flavor coffee
10月のおきらく日記
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今週のフレーバー
(水) あーーーー忙しい・・仕事以外で・・・
(木) 「M」さん、パッキンをもってくる
(金) 「M」さんの、パッキン燃える
(土) トラブルは続くよ、どこまでも・・・
(日) トラブルは続くよ、どこまでも・・・その2
(月) 久しぶりに中川式過熱水蒸気を使いました
(火) なぜ焙煎機は進歩しなかったか
10月3日(水)--あーーーー忙しい・・仕事以外で・・・
仕事も忙しかったんですが、なぜか仕事以外も忙しかったです。
とにかく忙しい・・・・
何が忙しかったかというと・・・・
またまた実験なんですねぇ・・・・
例の過熱水蒸気なんですねぇ・・・・・
(まだ、やっとるのかといわないで・・・がんばっているんですから・・・)
今回は、蒸気がどれだけ送れるかをやっているんですが、 これがおもしろい・・・
はっきりいって、加湿器を使っていてはぜんぜんココまで到達できなかったであろうと あらためて「M工業」さんに感謝です。
とくに、乾き水蒸気の価値を改めて感じています。
結局、ぼくだけではここまでの機械はできなかったでしょう。
その意味でも非常にラッキーでした。
なんか感謝!感謝!の毎日です。
10月4日(木)--「M」さん、パッキンをもってくる
「M工業」の「M」さんがパッキンを持ってきてくれました。
例の過熱水蒸気発生装置のパッキンです。
水漏れによる漏電が問題になっていましたがこれで解消です。
(・・・・シリコンゴムがもつかどうか・・・・)
「M」さんとの話の中で蒸気の量はどこまでいけるだろうという話になりました。
そこで今までよりも倍近くの蒸気を送ってみました。
(ちなみに、コーヒー屋の「W」もいっしょだったので、勢いでやってしまった・・・)
そしたら、水の抜けが今までよりも悪いんです。(ヤバイ!)
ところが、コーヒーをいれて飲んでみたらうまかったんです。
これはなぜだろう・・・・
蒸気の量が正しかったとしたら・・・
蒸気を送っている時間が問題だろうか・・・・
てなわけで、過熱水蒸気を制御している回路をちょっといじって焙煎してみました。
イケル・・・!
どーーーも、また完成に近づいてきたようです。
このへんで、この機械に合わせて制御盤をつくろうかなぁ・・・・
それより先にサンプル冷却装置をつくらねば・・・・
なんか仕事以外で忙しいような・・・・
たぶん、今一番幸せなコーヒー屋だろうなぁ・・・・(ぼくの気持ち)
その労力を販売に注げはいいのに・・・・・(とりまき連中の気持ち)
どーーーせ言ってもきかないから・・・(バイトの女の子たちの気持ち)
完成まであとわずか・・・たぶん・・・かな?
10月5日(金)--「M」さんの、パッキン燃える
いゃあ、ドラマは起こるもんですねぇ・・・・
きのう「M」さんに持ってきていただいた過熱水蒸気用のシリコンパッキンが 一日で燃えちゃいましたねぇ・・・・
いゃあ、シリコンゴムがもえてぼろぼろになるのを始めてみました。
(250度までもつらしいのに・・・・)
ちょうどウォーミングアップで水の量を少なめにだしていてお客さんがきたりなんやらしていて バタバタしていたら温度が上がりすぎたんです。
煙がでてきたときにはどーーーしようもない状態になっていて・・・・・
本当にぼろぼろになっちゃうんですねぇ・・・・びっくりしました。
うちの店って、なんか毎日ドラマがあってあきなくていいなぁと、つくづく思いました。
(本当はなにごともなく過ぎてくれるといいんですけどね・・・)
とりあえず、シリコンが熱でやられる時の煙と状態はしっかり覚えました。
この経験は他のコーヒー屋さんではめったに味わえなかったような・・・・
なんか今日もいい経験をしちゃいました。感謝!感謝!
10月6日(土)--トラブルは続くよ、どこまでも・・・
まだまだ過熱水蒸気の水漏れで悪戦苦闘しています。
シリコンではどーーしても熱にもたないので、耐熱パテを使ってやってみました。
そうするととりあえず一回は大丈夫なんですが冷却するとアウトなんです。
つまり、鉄の膨張率とパテの膨張率が違ってパテが割れて隙間ができちゃうようなんです。
そこで、次回はシリコンのパッキンの外側に耐熱パテを厚くつけて断熱材として 使ってみようと思います。
この一ヶ月で一年分のトラブルを経験しているみたいな気がします。
なんか、昔コンピューターのプログラムをやってたときのバクとりみたいな気がします。
なんてったって、なおすとまた別のところでトラブルが発生するんですから・・・・
いゃあ・・・・・たくさんの経験をさせてもらいました。
「M工業」の「M」さん一度つくりなおしましょう・・・・
改良するよりも作り直したほうが楽ですよ・・・・ほんとうに・・・
ちょっと、トラブルに飽きてきた中川でした。
10月7日(日)--トラブルは続くよ、どこまでも・・・その2
本当にトラブルにあきちゃいました・・・・
またまた過熱水蒸気発生装置の話題
今度は、インジェクターの霧を蒸気に変える心臓部から水漏れです。(オイオイ!)
どーーーも、インジェクターのノズルが詰まっていそうな気がするのです。
(水量が弱いような気がする・・・・・)
ほんの数日前ならば、ねじをはずすとインジェクターがとれてチェックできたのですが、 今は耐熱パテを埋めたためにそれを割ってやらないとはずすことさえできないのです。
(うーーーーん!まいった!)
とりあえず、今のままの設計ではムリ!
しっかりと設計しなおさなくっちゃ・・・・
「M」さん、がんばりましょう・・・・
とりあえず、今日は仕事を終えたらすぐに帰りました。
(本当に疲れました・・・・・)
10月8日(月)--久しぶりに中川式過熱水蒸気発生装置を使いました
「M」さんが、あさ一番に過熱水蒸気発生装置の心臓部をとりにきました。
直してくれるようです。(実際には、催促したんですけどね)
そのために自分でつくった過熱水蒸気発生装置を久しぶりに動かすことになりました。
昔は、この機械もボリュームで蒸気の量を落とした状態で使っていました。
しかし、「M工業」さんのつくってきた機械によって蒸気の量はもっともっと多くださなければ 意味がないということが判明したのです。
そこで、ボリュームをMAXで一日動かしました。
だけど・・・・・・
「M工業」のつくった機械の 1/10 の量しか蒸気がつくれないのです。
やっぱりいい機械を使っちゃうとねぇ・・・・・
それでも、部品が戻ってくるまでは、この機械で焙煎しょーーっと!
ちなみに、水曜日は「S産業」の「I」さんと「M工業」の「M」さんとぼくの3人で この過熱水蒸気の可能性を調べるつもりです。
とりあえずは、特許までこぎつけたら焙煎に関するぜーーーーんぶのデーターを公開します。
なぜ、ぼくがこの技術にこだわったかまでぜんぶわかると思います。
そして、現在の焙煎機の欠点のすべても・・・・・
なーーーーんちゃってね!・・・・・(うまくいけばですが・・・・)
10月9日(火)--なぜ焙煎機は進歩しなかったか
このごろ焙煎機を改造していておもうのは、 なぜ焙煎機は進歩しなかったかということです。
つまり、どんな機械でも多かれ少なかれ進歩しているのに 焙煎機だけは進歩できなかったか・・・・・
焙煎機をつくっているメーカーがちっちゃい町工場だったからでしょうか・・・・
それは違うでしょう。
町工場のおやじさんと話をしたときに、とんでもなく知識があるのに驚いたことがありました。
(普通の人に過熱水蒸気といってもわからないのに、その人はめちゃめちゃよく知っていた)
なぜ知っていたかというと、町工場は親会社からけっこう無理難題を相談されたりするんです。
それをあーーーでもない、こーーーーでもないと研究して何とかしちゃうんです。
(いろいろな職種の横のつながりも役にたったりする・・・・)
つまり、焙煎機のメーカーが進歩できないのは コーヒー屋が焙煎機についていちゃもんをつけないからなのです。
だから、焙煎機のメーカーはあーでもないこーでもないと悩まずにしょーーーもない改造で お茶を濁して新製品のようにしちゃうんだと思います。
そう考えると・・・・
焙煎機のメーカーも、もっともっとコーヒー屋の意見を吸い上げるように ホームページなんかをがんばってつくるべきです。
なぜ、こんなことを日記でかいたか・・・・・
今日は家でだらだらお休みモードだったため、 日記を書くほどの事件がなーーーもなかったもんで・・・・
(とりあえず、このごろおもうことを書いてみました・・・・)
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